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実行委員長 西川のばらより

クラシック音楽の持つ特別な魅力をご存じでしょうか。弦楽器が弓で優しく撫でられ、空気が震えるその瞬間、または鍵盤の上を指が滑り、旋律が生まれる一瞬。その美しさと感動を、ぜひ皆さまに感じていただきたいのです。

音楽や芸術は人の思考を深め、他者に対する共感の気持ちを生むと言われています。それは、私たちにとって必ず必要なものです。

今、世界では紛争や自然災害などをはじめ、多くの人が困難や苦しみに立ち向かっています。不安や恐怖、絶望の時代のなかで、音楽の力が人々の心を癒し、文化を豊かにし、平和を願う私たちの気持ちをつなげてくれると信じています。

そこで、私たちは「上質なクラシック音楽をもっと身近に感じてほしい」との想いを込めて、音楽の聖地、福岡でクラシック音楽祭を開催することにしました。クリスマスアドベントの時期に、その美しい音色が皆さまの心に響き渡ることを心から願っています。

5年後、10年後には、福岡が日本一のクラシックの聖地となることを目指して、私たちの音楽祭は今、産声を上げます。

 

西川のばら(ヴァイオリン)

福岡市出身。2歳よりピアノを、5歳よりヴァイオリンを始める。これまでにヴァイオリンを朔望、徳永二男、漆原朝子、パヴェル・ヴェルニコフ、ニコラス・ケーケルトの各氏に、室内楽を東京カルテット、三上桂子、毛利伯郎、ルカ・モンティ、ハートマト・パッシャー、エヴゲニ・シナイスキー、デニス・ベンダの各氏に師事。12歳で九州交響楽団とメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を初共演する。

桐朋女子高等学校音楽科を優秀な成績で卒業後、渡欧しその年にウィーン市立音楽芸術私立大学へ入学。在学中はヨーロッパ各地で開催された様々なミュージックアカデミーや音楽祭に参加。ソロはもちろん室内楽においても精力的に活動し、数々のディプロムを得る。大学を満場一致の最高評価で卒業後、本格的に演奏活動を開始する。ヨーロッパ各地でソロリサイタルに多く出演し、そのうちミュンヘンでの演奏がドイツバイエルン誌にて好評を得て注目を集める。

全日本学生音楽コンクール西日本大会第1位、フィラデルフィア国際コンクール部門第3位(1位、2位なし)、アントン・ガルシア・アヴリル国際コンクール第1位。ユーテルペ国際音楽コンクールにおいてソロ・室内楽両部門第1位、合わせて最優秀賞。他国内外多数のコンクールにおいて入賞。

現在は帰国し、出身地である福岡を拠点に演奏活動と後進の指導を行う。

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