
ヤン・ソンシク(バイオリン)
ソウルフィルハーモニー管弦楽団と11歳でコンチェルトデビューを果たし、その後パリ国立高等音楽院を経てロンドンのギルドホール音楽院に特待生として招かれる。17歳でパガニーニ国際コンクール3位、1988年カール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクール1位、ロン=ティボー国際コンクールやインディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール等で入賞する。1988年にはロリン・マーゼルのフランス国立管弦楽団音楽監督就任記念公演でソリストとして抜擢されパリでのデビューを果たす。ロリン・マゼール、ドミトリー・キタエンコ、アンドリュー・ディヴィス、ユーリ・シモノフ、ユーディー・メニューインなどの指揮者と共演。パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京、ソウルでリサイタルを行う。 近年は、パガニーニ国際コンクール、ロン=ティボー国際コンクール、宗次エンジェル・ヴァイオリン・コンクール等の審査委員を務める。現在、ソウル中央音楽院 学部長、エラート・アンサンブル音楽監督。元東京藝術大学招聘教授。 2026年より、ヴィエニアフスキー国際コンクール、および宗次エンジェルヴァイオリンコンクールの審査員を務める。

矢野雄大(ピアノ)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学器楽科ピアノ専攻卒業後、同大学大学院修士課程を修了。渡伊しミラノ市立クラウディオ・アッバード音楽院指揮科、さらにミラノ・スカラ座研修所にてコレペティツィオンと指揮を学ぶ。チェルカスキー国際ピアノコンクール特別賞、リナサラガッロ国際バッハ賞、アントニオ・ナポリターノ国際1位、クライスレリアーナ国際1位、バルセシア国際3位など受賞歴多数。欧州・アジア・日本でリサイタルやコンチェルトに出演し著名演奏家と共演。指揮者としても「カヴァレリア・ルスティカーナ」などを手掛け、スカラ座や上海オペラで副指揮を務めるほか、東京文化会館公演で音楽監督として活動。東京藝術大学非常勤講師。
矢野雄太オフィシャルサイト

西川のばら(ヴァイオリン)
福岡市出身。2歳よりピアノを、5歳よりヴァイオリンを始める。これまでにヴァイオリンを朔望、徳永二男、漆原朝子、パヴェル・ヴェルニコフ、ニコラス・ケーケルトの各氏に、室内楽を東京カルテット、三上桂子、毛利伯郎、ルカ・モンティ、ハートマト・パッシャー、エヴゲニ・シナイスキー、デニス・ベンダの各氏に師事。12歳で九州交響楽団とメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を初共演する。
桐朋女子高等学校音楽科を優秀な成績で卒業後、渡欧しその年にウィーン市立音楽芸術私立大学へ入学。在学中はヨーロッパ各地で開催された様々なミュージックアカデミーや音楽祭に参加。ソロはもちろん室内楽においても精力的に活動し、数々のディプロムを得る。大学を満場一致の最高評価で卒業後、本格的に演奏活動を開始する。ヨーロッパ各地でソロリサイタルに多く出演し、そのうちミュンヘンでの演奏がドイツバイエルン誌にて好評を得て注目を集める。
全日本学生音楽コンクール西日本大会第1位、フィラデルフィア国際コンクール部門第3位(1位、2位なし)、アントン・ガルシア・アヴリル国際コンクール第1位。ユーテルペ国際音楽コンクールにおいてソロ・室内楽両部門第1位、合わせて最優秀賞。他国内外多数のコンクールにおいて入賞。
現在は帰国し、出身地である福岡を拠点に演奏活動と後進の指導を行う。
